【加越】  大展望の猿ヶ馬場山  山スキー

 

白川郷で山仲間が雪崩事故に逢い、帰らぬ人となってしまった。

だから白川郷に行かねばならなかった。

 

 

朝はまだ人影もまばらな白川合掌集落の神社からとりつく。

トレースやシュプール痕がたくさんあった。人気の山みたいだ。

 

地図表記されていないが上と下の林道はつながっており、林道を縫うように登る。

途中で帰雲山尾根に乗り上げる予定だったが、トレースはなおも林道奥へ延びていた。

もしかして帰雲山をスルーできるかも?と思いトレースに従ってみると、

最終堰堤にぶち当たりやはり左手尾根に上がっていた。

ナイスなショートカットトレースに感謝。

 

上部林道をひらすら奥へ 

 

登りに使った尾根は疎林で滑りも楽しめそう

 

 

尾根の途中で野谷荘司山を眺める。

まちゅらおの雄叫びが聞こえてきそうな気がしたから。

 

まちゅらおが愛した野谷荘司山

 

 

 

1662mピークまで登ればあとは山頂までなだらかな尾根歩き。

山頂はすぐそこに見えているけど案外と遠い…。

 

ピーカンの下、逍遥的山歩き

悪くないな

 

 

 

 

山頂は360度遮るもののない大パノラマ!

東は剱に始まりヤリホ乗鞍御嶽までずらっと。真裏から見る北アは新鮮だ。

かたや西側には白山連峰が圧倒的スケールでダァーン!

 

初めての光景ということもあるが、とにかく感動!

リトルアラスカと言われるのも納得、行った事ないけど。

 

まちゅらおも、「スゲぇーっ!」て絶叫したに違いない!

 

ただただ圧巻・・・

 

 

この絶景を眺めつつマッタリ滑る。こんな場所はテレに限るなぁ。

そのまま尾根を巻きつつ帰雲山にも立ち寄ることに。

帰雲城伝説の山なので一度は登っておきたかった。

 

 

帰雲山頂

 

 

帰雲山頂から北面の宮谷源頭にドロップ。

ブナの疎林はパウダーが保存されており快適だった。やや短いけど。

沢形になると取付場所の堰堤はすぐだった。

 

 

 

 

あとはよく滑る林道をかっ飛ばし、往路を戻った。

絶好の山日和だったのに結局誰にも会わず貸切とは出来すぎだろこりゃ。

 

 

 

下山後

まちゅらおの事故現場に向かった。

わずか一週間前のことなのにもう跡形はほとんどなく

静けさだけが支配する谷であった。

 

 

赤は登り 緑は下り 紫は予定していたルート

 

 

 

 

 

2014.2.24 Mon  猿ヶ馬場山&帰雲山

 

【神社6:40-上部林道8:10-1662ピーク10:15-猿ヶ馬場山11:30/12:25-帰雲山13:10-神社14:00】